Archive for 6月, 2015
輪廻2015 ニシオトミジ展
「どんな時に作品の発想が浮かぶのですか?」
の質問に。
「何十年もやっているから自然に生まれてくる。」
とニシオトミジさん。
1969年から描き続ける輪廻シリーズ。
作品から次の作品への発想が生まれ、また新しい作品から次の作品へと ”いのち” が引き継がれてゆきます。
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大作16点。小品11点。 今回は久しぶりに輪廻シリーズのみの展示です。
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遠目には解りませんが、油彩と鉛筆画があります。
万端の準備をして挑み、絵具が緩やかに馴染む数時間のうちに、明暗の境も筆跡も残さず描き上げる油彩に対し、延々と線を重ね、何十時間とかけても終わりの見えない鉛筆画。
いずれも滑らかなグラデーションに惹き込まれます。
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「”なんだか良いな” ”面白いな” と思ってもらえたら、それでいい。」
極力シンプルに。 難しい説明は無し。
縦向きでも横向きでも、どんなふうに観てもらっても良い。見方、解釈は見る側の自由。
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それぞれの感覚で、”いのちのぬくもり” を感じてください。
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クートラスのカルトとアンティーク雑貨



李慶子 ガラス展 2
オープンから一週間を迎えた「李慶子 ガラス展」。
本日は園芸家のSさんがグリーンを生け変えてくださいました。
Sさんは李慶子さんの作品の大ファン。
ご自身が育てておられる植物を生けるために求めてくださったのがご縁で、
3年前から生け花をご協力いただいています。
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.Sさんのグリーンは空気中の水分を吸収して育つエアープランツをはじめ、珍しいものばかり。
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小ぶりの薔薇はとっても良い香り。
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可憐な白い花は”シレネ スワンレイク”。 なんて優雅な名前!
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生け方のヒントもたくさん。
ご来場の折は、グリーンのチェックもお忘れなく。
2015年 河本賢治 作陶展
「2015年 河本賢治 作陶展」。いよいよ今日から開催です。
オープン前の館内音楽確認。スイッチを押した途端、前の展覧会で使ったハワイアンムード漂う音楽が・・・
和の器を前に、その場にいたメンバー皆で朝から大笑い。 こんな和やかムードで初日のスタートを切りました。
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河本賢治さんは福光焼の窯元。 1980年に倉吉市福光に福光焼の窯を築かれました。
足で蹴りながら回す”蹴ロクロ”にこだわり、登り窯で焼成する福光焼。
飴釉(あめゆう)・黒釉・藁釉(わらゆう)・糠釉(ぬかゆう)・・・ほっとする自然の色あいに癒されます。
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6月11日の日本海新聞に掲載された角秋勝治さんの寄稿文にあった3作品をご紹介します。
「『鉄赤飴流大皿』は、師匠・生田和孝の薫陶を受け、重厚な風格で豪快な中にも温かさ。」
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「得意の『黒釉掻落(かきおとし)重箱』は、中が隠れる蓋物の魅力に加えて、粋な釘彫りの矢羽が重ね具合で変化する。」
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「「縄目」の『藁白釉縄目耳壺』は、近くで出土する古代土器にヒントを得たもので、壺中に手掻きの秘(ひそ)かな「福」文字の遊びも。」
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別の作品ですが・・・
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用の美にかなった河本さんの和の器。
”民芸の王道” を味わってください。
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李慶子 ガラス展
お待たせしました。初夏の爽やかな風、李慶子さんのガラス展が始まりました。
新作を楽しみにしておられる方、定番を買い足してくださる方。年々増えるリピーターのお客様が今年も初日から続々と。
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今年の新作、”水線の酒杯”。
優しくきらめく影を楽しみながらいただく一杯は格別。
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こちらは”スクリーン”。 大振りの花器です。 水中の緑が冴えます。
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「あら!可愛い。」 ”水線SPROUT”。 新芽のイメージのカトラリ―レストです。
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個性的でありながら、心地よく日常に馴染む李さんのガラス。
優しい光をお楽しみください。
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前田晴美 ハワイアンキルト展
鮮やかな色。大胆なデザイン。流れるハワイアン。
梅雨を通り越して、ギャラリーに夏がやってきました。
2008年に2F dueで開催された「えいこ と はるみのキルト展」から7年。
前田晴美さんの初めての個展が始まりました。
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会場に入ると目に飛び込んでくる2m角の大作。
制作期間は約10カ月。
この迫力を伝えきれないのが口惜しい。
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次々訪れるお客様は一様に言葉を失って見入っておられます。
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一針一針丁寧に縫いあげられた作品からは、優しさがあふれ出しています。
朗らかな前田さんも全会期中在廊されます。
あたたかな癒しの空間へ、ぜひお出掛けください。
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